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捩花 第1章
夕方のオレンジを見つめ
小さなパンダ公園で君を待つ
時折 真ん中の時計台に目を向け
針の音に耳を済ませてみたり
真っ直ぐに伸びる雲を見つけた
君には真横に見えてるかもね
ピンク色のその雲は
空を渡る天使の通り道なんだって
誰かが言ってたのを思い出した
さようならをする
天使に見守られながら
わからなくなってしまった
誰かの気持ちも
大切にできないから
大切にされたくない
罪悪感とは 付き合えない
ごめんね きっと気付いてる
あと五分もしたら
君は元の道を戻るだろう
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