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ある日の深夜。
彼氏の帰宅と同時に、また大喧嘩をしてしまった。
「一体いつになったら、住民票取りに行ってくれるのよ?!提出の期限だってあるのよ?!いい加減にしてよね!!」
「おまえは一日ボーッと暇だから、そうやって簡単に言えるんだよ!!」
「そうやってまた、私のせいにして逃げるんだね!!私が地元で取ってきた住民票!期限だってもうせまってるんだよ?!」
「知るかよ!だったら一人で提出してこいよ!」
「転居移動で提出するのよ?!住民票ってのは?!あんたと同じアパートに住んでる私だけが、一人で提出する事事態がおかしな話でしょ?!」
「だったら、俺の言う通り、もう少し待ってろっての!!」
彼はビジネスカバンをソファーに叩きつけた。
バンッ!!…
「世帯主はあんただって事、忘れないで!あんたの都合で、きちんとやってる私までもが、トバッチリ受けたくないの!!」
「あぁっ?!さっきから、てめぇは!!」
ドカンッ!!…
肩を強くド突かれて、私はフローリングの床に倒れ伏せた。
「言う通りにしろって?…笑わせないでよ!言う通りって結局、何もするなって事でしょ?!バカじゃないの?!話にならないわ、あんたって!そりゃこんな状態じゃねぇ、他人に突っ込まれても無理ないわ!!」
私は拳を握り締める彼に、それでも吠えて睨み付けてやる。
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