5 喧嘩

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「一体…何やってんのよ…コイツ…」 頭、狂ってる。 こんな所で、遊びまくって、お金使って…。 それで、私にあんな偉そうな態度取って、暴力まで振るって…。 残業…?! 仕事が手一杯だなんて。 バカにするのも大概ってもんよ!! 大嘘付きのクズ野郎じゃないの!! ガタガタガタッ… お風呂場から音がして、私は慌ててまたビジネスカバンに締まった。 怒りよりも、自分が一生懸命だった時に、こんな所で時間を潰されていた事にショックで、居たたまれない気持ちで一杯になっていた。 バーのが落ち着くって事でしょ? 風俗やスナックの女の方が、癒されるって事でしょ? そりゃあ、みんな商売だから。 あんたのくださらない、その自信過剰で自己自慢の話を、有無を言わずに奉って聞いてくれるわよ。 でも、あんたは本当に対した事ない。 どうしようもない、クソ野郎よ。 「今日は金曜日だから、帰り深夜になると思うから、先に食事済ませて寝てな」 タオルで頭を吹きながら、平然と私に嘘をかますから、 「そぉ、いつも通り、そうするわ」 バカじゃないの、コイツ!! 怒りを押さえて、こっちも嘘な笑顔で返してやった。
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