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「一体…何やってんのよ…コイツ…」
頭、狂ってる。
こんな所で、遊びまくって、お金使って…。
それで、私にあんな偉そうな態度取って、暴力まで振るって…。
残業…?!
仕事が手一杯だなんて。
バカにするのも大概ってもんよ!!
大嘘付きのクズ野郎じゃないの!!
ガタガタガタッ…
お風呂場から音がして、私は慌ててまたビジネスカバンに締まった。
怒りよりも、自分が一生懸命だった時に、こんな所で時間を潰されていた事にショックで、居たたまれない気持ちで一杯になっていた。
バーのが落ち着くって事でしょ?
風俗やスナックの女の方が、癒されるって事でしょ?
そりゃあ、みんな商売だから。
あんたのくださらない、その自信過剰で自己自慢の話を、有無を言わずに奉って聞いてくれるわよ。
でも、あんたは本当に対した事ない。
どうしようもない、クソ野郎よ。
「今日は金曜日だから、帰り深夜になると思うから、先に食事済ませて寝てな」
タオルで頭を吹きながら、平然と私に嘘をかますから、
「そぉ、いつも通り、そうするわ」
バカじゃないの、コイツ!!
怒りを押さえて、こっちも嘘な笑顔で返してやった。
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