第1章

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「竜之介~、早くしなさーい!」 「分かってるー」 俺は、母さんの言葉に返事をしながら、荷物を手に取った。 ガランとした部屋の入り口に立ち、荷物を持つ手に力を込める 思い出が溢れそうになるのを我慢して、「お世話になりました。」と小さく呟やき、母さんが待つ玄関まで急いだ。 .
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