ヒナちゃんはこども

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どこもかしこも僕とは違うから… 体温も心臓の速度も全部違う。柔く噛んでみたらヒナちゃんがしがみついてきた。 「うん…?やだ?」 「なんか変でっ…熱い、です」 「僕も熱い」 おんなじだ、なんて頭の片隅で思ってた。 首筋、鎖骨…もっとってボタンを外してしまう。見えた素肌に舌を這わせたらヒナちゃんがもっと鳴いた。 「しがみついてたら良いように勝手に解釈しちゃうよ?」 「…んっ…ゃ」 「ヤダ?」
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