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無意識に肩を揺すって触れていた。
「なる…」
「…!」
目を開けた鳴瀬さんはガタッと大きな音を立てて震えた。
表情は変わらなかったけど息を切らして苦しそうに呼吸を整えてる。
「大丈夫ですか…っ?」
「はぁ…は、……ヒナちゃんか。良かった…ヒナちゃんだ」
目が合って私だって確信をして、ようやく落ち着きを取り戻したようだった。
鳴瀬さん…どうしてそんなに。
「怖い夢、見たんですか…?」
出会ってから唯一の乱れ。鳴瀬さんの一定の呼吸がこんなにも乱れてしまった。
「人体模型いっぱいっ…居たんですか」
鳴瀬さんを乱してしまうモノってなんなんですか…?
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