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『面白いこというね。まあ、いいんじゃないかな?』
『私、朝が怖いの』
『低血圧? ごめんね』
ここでなぜ謝られたのか疑問だった。
『違うの。そうじゃなくて』
目が覚めて、もしこのノートが白紙に戻っていたら、あなたが想像の中の人物だったとしたら、私はもう何も信じられなくなる。
『何度も言っただろ。夢じゃないって』
『どうしたらその証明ができるの? 1つしかないじゃない』
確認したい。
欲張りな私の中に、また1つの欲求が生まれた。これを提案したら、なんて返事が来るだろう。困らせるには違いない。心臓が高鳴る。緊張する。図々しいと思われるのを覚悟で、私はペンを走らせた。
『私達、会ってみない?』
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