第一章 女の子は宇宙(ソラ)から降ってくる

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「んっ……夢?あんな昔の夢見るなんてじぃさんかよ、 俺は」 俺は天ノ川銀河。 17歳の高校生だ。 授業はとっくに終わり、 辺りは真っ暗になっていた。 いや、 もう何年も前から太陽の光が地上に届いていない。 擬似的な光があるだけだ。 あの日にあの女の子たちを見てからかもしれない。 宇宙への移住権を得た人がいるかどうかなんて分からなかった。 ただ、 外はこの世のものとは思えないほど変わり果ててしまった。 それでも銀河の住んでいる町は、 星が綺麗で毎日見てても飽きることはなかった。 なぜなら…… 「わっ!やべっ!もうこんな時間かよ。 早く屋上行かなきゃ、 居なくなっちまう」
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