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「んっ……夢?あんな昔の夢見るなんてじぃさんかよ、
俺は」
俺は天ノ川銀河。
17歳の高校生だ。
授業はとっくに終わり、
辺りは真っ暗になっていた。
いや、
もう何年も前から太陽の光が地上に届いていない。
擬似的な光があるだけだ。
あの日にあの女の子たちを見てからかもしれない。
宇宙への移住権を得た人がいるかどうかなんて分からなかった。
ただ、
外はこの世のものとは思えないほど変わり果ててしまった。
それでも銀河の住んでいる町は、
星が綺麗で毎日見てても飽きることはなかった。
なぜなら……
「わっ!やべっ!もうこんな時間かよ。
早く屋上行かなきゃ、
居なくなっちまう」
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