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また数日後ーー。
今日は珍しく鷲見社長との打ち合わせがないので、ラクルのオフィスで、企画書を作っている。
日も傾いてきてそろそろ終業時間を迎えようかという頃、物々しい感じで、喜多嶋社長と岸さんがやってきた。
同じくらい深刻な顔をした葛原さんが立ち上がり、ふたりを迎える。
喜多嶋「確かなのか?葛原」
葛原「はい。どうも、同じ物らしいです」
岸「では、やはりうちからもれたということか?」
喜多嶋「しかし、あの3Dプリンターのことは、まだ内密だったはずだ」
葛原「情報流出です。しかも、かなりマズい」
岡野(情報流出!?)
ざわざわっと、オフィスにざわめきが広がる。
僕も視線をあげて、緊迫した雰囲気に肌を粟立てていたーー!!
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