プロローグ

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岡野(えっ!?まさか、僕を狙って?) 鷲見「うーん。1個半以上開いてるな」 どうやら、手をこぶしにしているところを見ると、身幅をチェックしているらしい……。 鷲見「それ、リクルートスーツのままだろ?しかも既製品だな。袖口が隙ありすぎで肩幅もあってない。ちゃんと採寸してもらった方がいい。仕事にも影響するぞ」 岡野「すみません。初めてで……」 鷲見「ボーナスが出たら、仕立て直した方がいい。喜多嶋、ボーナスをはずめよ」 喜多嶋「働き方しだいだ」 鷲見「ふっ。ここの給料が不満なら、いつでもうちに来いよ」 岡野(そんな答えにくいことを!!) 身を堅くしていると、すっとようやく手が離れていく。 岡野(わぁ……まだ……触られた感覚が残ってる……) 僕は胸のドキドキを鎮めようと、ゆっくり深呼吸をした。image=483225739.jpg
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