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第1話
鷲見「それにしても、ガリガリだな」
オフィスで僕を触ったあげくに、少し灰色がかった前髪を掻きあげながら、にやりと笑われてしまった。
岡野「い、今から成長期なんです」
鷲見「ふっ。それは、楽しみだな。どんな風に成長するか?」
岡野「っ!!」
(な、な、なんで、そこで舌舐めずりをっ!!)
面喰う僕を、鷲見社長はおもしろそうに見るだけ……。
鷲見「…………」
岡野(この人、なに考えてるかわかんないよ。でも、違う会社の社長だし、とにかく気にしないようにしよう……)
と、思っていたのに、その考えは見事に裏切られる。
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