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熱い口腔内に僕のものが飲みこまれる。
片足は、慶さんの肩にかつぎあげられてた。
ひどくみっともない気がして、僕は悲鳴をあげそうになる。
岡野「だめ……です」
鷲見「いや、これでいいんだよ。すぐわけがわからなくなる」
岡野「うっ……」
強く吸われ、こすられるように舌を動かされる。
こういうことになれてない僕はひとたまりもなかった。
岡野「や、出……る……から」
必死に慶さんの髪の毛に指を入れて、離してもらおうとするのに、まるで押しつけてるみたいだ。
鷲見「……っ」
慶さんが一際強くすすりあげると、僕の頭が真っ白になる。
自分が果ててしまったことに気づいて、慌てて慶さんを見た。
鷲見「あっけないな」
慶さんは口元を手の甲で野性的に拭う。
まるで、獲物を食べ終わった猛禽だ。
瞳に燃え立つのは情欲の色。
岡野(このアッシュアイに、すべて飲みこまれてしまうよ)
「こんなの……死ん……じゃう」
途切れ途切れに言うと、背中に腕をまわされて、抱きしめられた。
鷲見「まだ、死ぬなよ。本番はこれからだ」
岡野「えっ、う……んっ」
その後、僕がされたことは、かなり恥ずかしくて……。
でも、慶さんは決して僕を傷つけないようにって、ゆっくりと慣らしてくれた。
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