第10話

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岡野「入ってる?」 鷲見「ああ、今は指だけだが、この後、俺も入る。辛いかもしれないが」 岡野「だ、大丈夫……我慢できるよ」 鷲見「ヒロ、愛してる」 口元をついばむようにされ、そのまま顔中にいっぱいキスを受ける。 そして、静かに入ってくるのは、慶さんの猛々しい雄そのもの。 岡野「ん、ふーっ」 鷲見「ちゃんと息を吐けよ」 岡野「うん」 額の髪を撫であげられて、ひどく自分が汗をかいてるとわかった。 それは、慶さんも一緒にで、切羽詰まった視線が熱い……。 岡野「嬉し……いよ。ひとつになれた。男同士でも、ちゃんとできるんだ」 鷲見「ああ、できる。だから、いっぱい俺に愛されろ」 岡野「うん」 頷く僕を慶さんは、この後、さんざんに翻弄する。 でも、うまくて、僕が痛がることは、ほとんどなかった。
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