第四章 項羽と劉邦

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隣の幕舎へどんどん料理や酒が運ばれていた。 「どうやら劉将軍は上手く切り抜けた様ですな…」 蕭何は曹参にそう言った。 「その様ですね…。しかし、この宴の席も危険な事には変わりありません」 「そうだな…。この後も張良殿に任せるしかない…」 蕭何はそう言って曹参に微笑みかけた。 「范増殿は、どうしても劉将軍を誅したいと思っている筈だからな…」
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