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…恋とか…愛とか私には無縁。
私は1人で良い…1人でいいもん。
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目が覚めると、昨日カーテンを閉め忘れた部屋は、眩しい位に明るかった。
ベッドにうずくまって寝ていただけで布団も着ていなかった…
背筋に寒気がした。
時間を見る為に、携帯を見ると…
…万樹からの着信…
…万樹からのメール…
ヤバッ…更に私は青ざめて、背筋は寒気を感じた。
すぐに万樹に電話をした。
「もしもし、瑞穂?昨日どうしたの?どこ行ってたの?さらわれたんじゃないかって心配して…。でも…良かった。無事なんだね。」
焦った様子の万樹。
激怒される事を想像していたから、拍子抜け…。
「万樹、心配させてごめんね。なんだか風邪引いたみたいで…しんどくなっちゃって。」
…嘘…ついちゃった…
「そっかぁ、じゃぁゆっくり寝てね。連絡ありがとう。…あと篤さんが遅れて来て…瑞穂がいないっていったら、心配して直ぐに探しに出たの…篤さんも少し顔が赤かったから風邪だったのかも…。私から連絡しとくね。」
「あっ…いや大丈夫…」
…って言う私の声は万樹には届かず…電話は切られてしまった…
…顔…赤かった…?
体調が悪そうには見えなかったけど…
……あ…私…義兄をビンタしたんだった…
また嫌な気分がぶり返し、布団に伏せた。
また…いつの間にか眠りについてしまった。
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