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翌日、カラッと晴れた空とは裏腹に、泣き腫らした瞼…鏡に映る自分を見て、ため息を漏らす…。
バシッと顔を叩いた。
さぁ、前を向こう。
私の未来は明るい。
そう言い聞かせて…。
こんな時は、部屋の模様替えをしよう。
布団を干して…篤さんに抱きしめられた温もりをはたく。
ソファーも、机も…って元々あんまり家具はないけど、あの日の景色も全て消してしまおう。
そう思って、重い家具を動かした。
持ち上げたソファーに爪が引っかかり、ネイルが剥がれた…。
…お気に入りだったのに。
こうなったら、イメチェン?
汗を書いたTシャツを脱ぎ捨て、ラフなカットーソーにダメージジーパンツを着た。
あとは…髪型…肩甲骨まで伸びたストレートの髪。
髪に触れて、ほんの少し名残惜しくなって…
でも、今日変わるんだ…今を逃せば、またダメな私になる…そう思えて仕方がなかった。
変われると思った…。
何時もの美容院へ向かう…。
結城君の事を思い出して、少し胸が痛くなる。
でも通い慣れた美容院、キレイなお姉さん。
別のお店になんて行きたくなかった。
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