プロローグ

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中から現れたのは一人の女性、純白の羽衣 に身を包み、透明に近い銀色の髪を結い上 げ、その瞳は天上の青より深く、透き通る ような白い肌、一見ギリシャ神話の女神を 連想させる。 しかし、その顔立ちは西洋のものではなく 明らかに東洋の美女である。 「ふっわ~っ、よく寝た~」 おもいっきり伸びをして、首をゴキゴキ 「さって、今日も空は綺麗だし、私はもっと綺麗だし」 「とりあえず散歩だわね・・ふふ」 そして、アプローチを進み、階段を一歩 降りようとした瞬間、羽衣の裾を踏み、 そのまま落下した。 「痛った~ぁぁぁぁぁ~ぃ」 しばらくうずくまる彼女。
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