第1章

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休日に二人で 美術館に出かけていた ルナから渡されたのは 『愛の画家シャガール展』 なるチケット 生涯 愛する妻ベラのために 絵を描き続けた 彼の作品には 何か惹かれると ルナは言った 「彼の風景には ベラがいて完成するのね」 愛し合っていることを 示す言葉に オレは彼女の肩を抱いた 「じゃあ オレが見てる風景にも ルナがいるね これからずっと」 ルナは恥ずかしげに 微笑する
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