単独各国奪還戦

3/13
前へ
/576ページ
次へ
「光の精霊-、試練内容は準備出来た-?」 自由時間となりましたので、後ろからついてくる影を無視して光の精霊の元へと来ました。 「勿論、準備万端ですよ!!それでは私からの試練内容は…ズバリ!!ギルドという悪の組織の壊滅と私達の恩恵を消し去ろうとする、キプロス、シャリオ、ドンケル、アードラの悪い人をなんとかすることです!!」 「…そうか。」 「あ、あれ?なんか反応が薄くありません?」 「…気のせいだろ。」 「いえいえ、絶対薄いですって!?」 いや、まあ…何というか、精霊が出す内容としては簡単すぎやしないか? …おっと、ドゥームが戻ってきた。 ちょっと絡ませてみるか。 「ドゥーム。」 「何だ-?悪いけど、今はちょっと満足…って、可愛い子ちゃん発見!!」 「うひゃあ!?何なんですか、この黒い影みたいなのは!?」 「俺の下僕だ。」 「下僕のドゥームでーす、よろしくぅ。」 「は…はぁ、随分と変わった方ですね。」 トラブルメーカー的に設定したから、変わった奴なのは当然である。 「なあなあ、主様?…襲って良いか?」 「ああ、襲って良いぞ。この結界にへばりついている影をな!!」 「ええ-、いかにもつまらなそうなあいつかよ?」 「まあ、本命は後でいくらでも襲って良いから。」 「本当か!?何処までやって良いんだ!?」 「本気で嫌がって怒る程度までならな。」 「ウヒョ-!!俄然やる気が湧いてきたぜ!!それじゃあ、行って来るぜ!!」 バビューン!!という効果音が似合いそうなくらいに勢い良く飛び出していった。 そして勢いよく襲いかかった為、「な、何だこい…うぎゃあぁぁ!?」…と、男の悲鳴が結界内にまで聞こえた。
/576ページ

最初のコメントを投稿しよう!

237人が本棚に入れています
本棚に追加