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「光の精霊-、試練内容は準備出来た-?」
自由時間となりましたので、後ろからついてくる影を無視して光の精霊の元へと来ました。
「勿論、準備万端ですよ!!それでは私からの試練内容は…ズバリ!!ギルドという悪の組織の壊滅と私達の恩恵を消し去ろうとする、キプロス、シャリオ、ドンケル、アードラの悪い人をなんとかすることです!!」
「…そうか。」
「あ、あれ?なんか反応が薄くありません?」
「…気のせいだろ。」
「いえいえ、絶対薄いですって!?」
いや、まあ…何というか、精霊が出す内容としては簡単すぎやしないか?
…おっと、ドゥームが戻ってきた。
ちょっと絡ませてみるか。
「ドゥーム。」
「何だ-?悪いけど、今はちょっと満足…って、可愛い子ちゃん発見!!」
「うひゃあ!?何なんですか、この黒い影みたいなのは!?」
「俺の下僕だ。」
「下僕のドゥームでーす、よろしくぅ。」
「は…はぁ、随分と変わった方ですね。」
トラブルメーカー的に設定したから、変わった奴なのは当然である。
「なあなあ、主様?…襲って良いか?」
「ああ、襲って良いぞ。この結界にへばりついている影をな!!」
「ええ-、いかにもつまらなそうなあいつかよ?」
「まあ、本命は後でいくらでも襲って良いから。」
「本当か!?何処までやって良いんだ!?」
「本気で嫌がって怒る程度までならな。」
「ウヒョ-!!俄然やる気が湧いてきたぜ!!それじゃあ、行って来るぜ!!」
バビューン!!という効果音が似合いそうなくらいに勢い良く飛び出していった。
そして勢いよく襲いかかった為、「な、何だこい…うぎゃあぁぁ!?」…と、男の悲鳴が結界内にまで聞こえた。
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