10年越しの、ILOVEYOU!

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「好きなら! 嫌がるなよ!!」 上に股がり、シャツのボタンに手をかける。 ごろん。 ん? 何で天井が視界に入るんだ? 「けい君こそ! 可愛いのに何で俺を抱きたいんですか!」 どうやら俺は葉月に押し倒され返されたらしい。 ならば! 「葉月が綺麗だからだよ! 8歳の時から結婚したかったの!」 ぐいっとまた押し倒す。 「無理無理! 諦めて下さい!」 ごろん 「葉月こそ!」 ごろん 「あっ! 服に手を入れるな」 ごろん 「葉月こそ、首にキスするな!」 俺と葉月はいつしか押し倒しては押し倒し返し、ごろごろごろごろリビングを転がり、俺はソファに背中を打ち付けた。 「――けい君」 背中を強打し悶える俺を見下ろして、葉月はソッと俺の頬に触れる。 ハァハァと、押し倒しまくったせいでお互い息を乱しながら見つめ合い、先に口を開いたのは葉月だった。 「愛しとーよ。けい君を」
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