第1章

2/2
前へ
/2ページ
次へ
「皆!着いたぞ。」 ウザいくらいテンションが高い担任斎藤博彦に連れてこられた俺中村薫を含む3年1組はこの状況を理解出来ていない。 さかのぼること3日前… 「おーい!月曜日は卒業旅行だからこのプリントに書いてある物をもって来るんだぞー」 担任から渡されたプリントは至って普通。だがひとつだけおかしい所があった。 「先生!行き先が書いてないです。」 学級委員の金本奈美がいった。 確かにそうだ。普通なら皆で下調べをして行くのに行き先が書いてないなんて。 「ぁーそれは、着いてからのお楽しみだ。」 笑顔でいう斎藤。 家族旅行ではあるまいしと思いつつも楽しみにしている俺がいた。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加