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「依頼の内容はざっくりわかった。で?もう少し経緯とか詳しく話してくれないか?」
ズバリ聞いてみる。
「そうだよね。一晩帰って来なかったから、結構心配したんだよ?」
ゼロが不満げに言うと、カエンは「ガキじゃねぇんだから。」と笑いつつ、それでもソファーに深く腰掛け直した。
しっかりと説明してくれる気らしい。
「確かに色々あったからなぁ。ちっと長くなるが、いいかぁ?」
俺もゼロも頷く。
それを確認したカエンは、今度は俺達がサポートする事になる、新米ダンジョンマスターのうさ耳ちゃんと、そのダンジョンモンスターのライオン君に目を向ける。
「全部話すぜぇ?いいな?」
うさ耳ちゃんの耳が、しゅんと垂れた。
「はい…。恥ずかしいですが…。」
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