ゼロの小さな挑戦

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「さあ、それでは本日の挑戦者を紹介しましょう!」 今日もキーツの元気のいいアナウンスでスタート。イナバが奏でるピアノも、勇壮な音楽で華々しい。 早速ダンジョンに一斉に人が入ってきた。 おお、これはこれは。 ホラーテイストを組み込んだジョーカーズダンジョンに入ってきたのは、随分とデコボコ感にあふれたメンツだった。 まず目に入るのは、イカツイという言葉ではいい表せないくらいデカいおっさん。 2mを軽く超えるような巨体は筋肉隆々だが、何と言っても上半身の筋肉が凄い。普通の大人の肩幅の三人分くらいはあるんじゃないかって迫力だ。首の筋肉も盛り上がっていて、人間の体って鍛えるとこんなに盛り上がるもんなのかと素直に感心する。 背中に担ぐアックスは使い込まれた感のある、巨大な物だ。まるでミノタウロスが持っていそうな、と言えばいいんだろうか。でも不思議な事に、思ったほど威圧感を感じない。
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