16人が本棚に入れています
本棚に追加
その時、表側にした盤面の針の赤い先端が向いた方にいるプレイヤーが先行になる。
まぁ大抵これがない場合はジャンケンが主流だがこれはこれでフェアな先行の決め方なので文句はない。
少女の回した先行盤を裏返し、そのまま俺が指で針を裏向きのまま止める。
結果は、少女の先行に決まった。
俺と少女は御互いのデッキをシャッフルし、紙で出来たフィールドのシートにデッキを置くと予め抜いておいた武器をそれぞれの自軍となるフィールドのセンターに裏側で置いた。
「では、先行をもらいます。マナアイコンの武器カードを貴方のセンターに一枚置いてください。では、開始します。合図は知ってますか?」
俺はソレだけは先に熟知していた。何せ始める時の掛け声が特殊すぎる。
俺と少女は社の中で同時に宣言した。
「「ウェポンズ・サモン!ザッ・ジャッジメント!!」」
御互いの掛け声と共に裏側の武器カードを表にする。御互いの武器名は龍星刀鬼切丸(りゅうせいとうおにきりまる)、武器の種類は刀、テキストは特になし。
先行は少女からである。
少女は、手札から一枚モンスターを召喚した。
フィールドは図で見るとこうなる。
少女
フィールド
1 2 3
4 5 6
7 8 9
勝人
現在の盤面
意味一覧表示
武(武器)
モ(モンスター相手)
も(モンスター自分)
ア(アーティファクト)
少女
フィールド
1 武 3
4 5 6
モ 武 9
勝人
最初のコメントを投稿しよう!