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『ねぇ!教えてよー』
ディフェースのコックピットから身を乗り出し、点検員に敬礼し、ヘルメット片手にバニァについていくラィラ…。あの新型MSが気になるよぅだ。
『誰が乗ってたの!?』
ようやく追い付いたラィラはバニァの顔を見ながら言う。
早足で歩く。
『しらなぁい!』
ヘルメット片手に早足で歩くバニァ。
『ケチィ……』
つぶやくラィラ。
自室の前に立ち止まったバニァ…
『こりゃ…やばそぅだぜ。ゆっくり休めよ…』
バニァはラィラに語りかけると自室に入った。
それを見るラィラ…
『ちょっ!ああ!』
手を延ばすが遅し。
バニァの扉が閉まった…
バニァはパイロットスーツを脱ぎ、ハンガーにかけた。私服を取り出し、着替え、軍服の長い黒いコートを取り出しベットの上に投げる。
バニァはベットにねっころがり、おもむろにポケットからイヤホンを耳につけ、音楽を聞いた…
彼の趣味は音楽。音楽を聞き始めると自分の世界に入ってしまう。一度、FISEの訓練で音楽を聞いたまま命令が聞こえず命令無視…のちに説教を喰らったっていう珍事件があったりした。
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