“シンクロ”する実験台

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『やっぱり…コィツを倒さなきゃ…』 オーシャンは嘆き、フレズベルクはサーベルを握る… 一方…ガイは…様子がおかしい… 考えてるよぅだ… 必死に… ガイは重い口を開く… 《ゴフン…って何?》 『…えっ?…あぁ、まぁ300秒待てってこと…』 あまりにも意外な発言にオーシャンは少し戸惑った。 《300秒…?長い!待てない!殺す!》 『じゃぁ!三分!180秒は?…ね?』 《…お前は俺の獲物だ!180秒で帰ってこなかったら、仲間…ズタズタだ…》 ガイは答えた… 闘うだけの身体… ガイは納得してしまったのである。 『分かった!ありがとう!』 フレズベルクは機体を翻し、ニーズヘッグに帰還する。 《1…2…3…4……》 ガイはステルスMARKⅡの操縦機をほったらかしに、指を折って数を数えた… ガイの異変に気付いたのは、エナメス艦長…“ミリ”だった。 彼女は以前、ニッチメントを任されたが、階級の昇格と共にエナメスの全体指揮を任された。 今ではあの“ソコヒト”より階級が上の位置にいる。 ミリはガイに通信で問う。 《ガイ!何してるの?フレズベルクを!》 『るせぇ!アイツは戻ってくる!黙ってろ!数忘れるじゃねーか!』 ……… ガイの言葉がさっぱり不明なミリであった… 《何なの…?…全く…》
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