“シンクロ”する実験台

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『フレズベルク帰還します!ハッチを開放…なお、ナイトフォームに換装…3番ハッチを開いて下さい』 メリッサが伝える。 ハッチが開き、フレズベルクが入ると、すぐにメンテナンスコードが繋がれ、フレズベルクの装甲が外される。 《メリッサ!三分でお願い!》 オーシャンの声が艦橋に響く。 メリッサはマイクを動かし、伝える。 『問題ない。一分もすれば完了する!』 フレズベルクは瞬く間に骨組み状態になり、上からナイトフォームが装着される。 『メンテナンス異常なし!エネルギー補充問題ありません!オーシャン…いいわよ!』 《ありがとう!では…オーシャン…フレズベルク…再発進!行きます!》 フレズベルクは新たにナイトフォームとしてニーズヘッグから飛び立った。 ///// エクリプスは煙から姿を現し、自慢のクローをインスパイアのバックパックを捕らえた! 『クソッ…』 ルークは嘆き、インスパイアのバックパックを切り離す。 だが…… エクリプスはクローを振り回し、いとも簡単にインスパイアを斬り刻んだ… インスパイアのコックピットが激しく揺れる! アラートが鳴る! 『グァッ!』 ルークは叫んだ… インスパイアはコックピットだけを残し、脚部…両腕…頭部は無惨にも斬り刻まれてしまった… ルークは思った。 また死ぬんだな…と レッドレイザーの事を思い出す… やられてばかりだな… 俺らの時代は終わったか…
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