“シンクロ”する実験台

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オーシャンには悪いが…今は敵だ… ソコヒトはエクリプスの操縦機を動かし、クローでフレズベルクを襲う。 『!…』 フレズベルクはクローを避け後退した。 エクリプスはそのままステルスMARKⅡを掴み、撤退する… 『離せェェ!負けっぱなしは嫌だ!』 《そりゃそーだが…場を考えろぉ…場を…》 『離せェェ!離せ!』 ガイは虚しく叫ぶがソコヒトはお構いなしに帰還する。 フレズベルクは浮遊しながら見ていた… ///// 『フレズベルク…帰還します!』 メリッサが映した映像にフレズベルクが帰還する姿が現れる… フレズベルクは格納庫へと入る。 コックピットのハッチを開き、オーシャンは無重力の空間を降りてくる。 『お疲れ…大変だったな…』 オーシャンに話しかけたのはバニァ… 『バニァ…あぁ…悲惨だったよ…ルークさんは?』 『無事だが…インスパイアは…』 バニァは首を横に振った… インスパイアが破壊された…? ルーク隊は俺らだけ…? 『ディノ…』 バニァがつぶやく… 『やっぱりガイは…ステルスとのシンクロの代物だといぅのが分かった…』 『シンクロ……確かに…感情が違った…狂ってるっていぅか…』 『ガイは実験台として使われた…最強の兵器が来たな…』 『…うん…』 オーシャンはヘルメットを取りながらつぶやいた。
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