長き10分間

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制服を着て部屋を出るバニァ。後ろから不気味な機械音を鳴らせながらウサが追う。 バニァとウサは通路を歩いていると前から懐かしい人物がロイと歩いていた。 『バニァさん!』 ロイの隣から叫ぶ。 バニァも関心したよぅに言う。 『ルイカ!……それにロイさんまで…』 『お久しぶりです!また会えてうれしいですよ』 ルイカが笑って敬礼する。 バニァも軽く敬礼し、口を開く。 『ルイカが何でロイさんと?』 『俺は負傷してMSに乗れない…CIだけじゃぁ暇ぃだろー?だから…コイツを強くするんだ…訓練生の中で1番の優秀者…ルイカをな…』 ロイはルイカの肩を叩き言った。 『オーシャン…バニァみたいなパイロットに育ててやる……ってな…』 『ロイ…さん…』 バニァは笑ってつぶやいた。 ルイカはそれを見るなりニコリと微笑み、バニァのロボットに目をつける。 『ペット…ですか?…ロボットが……』 『あぁ…これは…ウサだ…トラストを素に作りあげた。トラストと会話が出来る…ってワケだな…』 『すっすごいです!』 ルイカは関心する。ロイが後ろから呼ぶ。 『ルイカ行くぞ。んじゃな…バニァ。力になれなくて申し訳ないな…』 『いや…イイッスよ』 バニァは笑って二人を見送った。
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