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『なぁ!言えよ!気になるじゃんか!』
ニールがしつこく問いかける。
『いっいや…何もなぃ。』
オーシャンは昔、9歳の頃からユグドラシルの英才教育を受けてきた秘蔵っ子。特別な訓練を受け、ユグドラシル内部でさえ秘密とされてきた……。
とすぐにニールが質問する。
『これ…戦争でしか使わないのかな?』
不安そぅに言うが、オーシャンは気軽に答える。
『ぅう~ん…新しい復旧作業用兵器だよ…戦争なんて終わっただろ?今わ!』
オーシャンは言いながら新型MSを見上げて思う。
『(この能力…実戦には使いたくなぃな…)』
ドゴォン!
大きな音と共に新型MSと護衛MSが起動し始めた。
周りはパニックの声と指揮する声。
『なぜだ!止まれ!』
指揮している男が言う。
しかし新型MSと護衛MS四機は動く。中に入っている男が言う。
『テメェら!増援が来る前にさっさと離脱しろぉ!』
叫ぶ通信が他のパイロットのコックピット内で響く。
『分かってるってぇの!』
もぅ一人の男が叫ぶ。
『はぃはぁい』
やる気のない声がもう一人。
『私も残ります!』
一人の仲間が言う。
二機の護衛MSが離脱する。
もう二機、新型MSは残っている。
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