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男子校に潜入した腐男子が間違って美形に取って食われる....なんて話はもはや王道になりつつある。
....非常に情けない話をするとだな。
今の俺がまさにそれである。
「ねーえ、ゆーきくん?暴れないでよー」
「バッキャローwww離してくださいよwwww」
「えーヤダ。せっかく捕まえたんだし、イイことするんだよ?」
「どうしてこうなったwwwwww」
俺は自室で寝ていたはずなんだ。
それがどうだ?
いつの間にやら侵入してきた寮長の出雲楓が目の前に。
って、もはや上に乗ってんじゃねえかwwww
「ゆーきくんはどこ触ったら嬉しい?」
「おいコラ何やってんですかww........ぁ、ンッ........ちょwwやめろしwwwww」
ヘンな声でたwwwww
俺としたことがヘンな声wwwwww
慌てて暴れるが体格差がありすぎた。
俺は小さいのである。
やはりイケメンは燃やすべきだと思う。
「やっば....ゆーきくん可愛すぎかよー。」
「匂いでくんじゃねえですよwwww」
「えー(笑) そんなにいや?」
「い・や・で・す・!!!」
何が悲しくて野郎の下にいなきゃなんないのよ!?wwwww
もうお嫁に行けないッ(´;ω;`)
「じゃあさー、ゆーきくんからチューして?」
「何言ってんのwwwwww」
「そしたら帰るからあ。それとも続きする?」
「しねえですよ( `△´)」
この茶番にいつまでも付き合ってられない。
とっとと済ませることにした。
「はい先輩こっちむいてー。....チュ」
「口がいいのにー。」
ああもちろんほっぺだとも。
先輩にはやく出ていくよう促す。
「にしても、ほんとにチューしてくれると思わなかったなあ(笑)」
「まあ減るもんじゃないですし?wwこの学校きてもう3回目くらいですしねえ」
「....えっ?」
「副会長とか会長とかですよ。そういうのは転校生にやれ....て話聞いてます?」
うそんうそん....と泣いてる先輩を仕方なくつまみ出して再度俺は睡眠に戻った。
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