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間違えて王道転校生フラグを立ててしまったことは悔やまれるが、とりあえず今は王道キャラを探そう。と、俺はソワソワと周りを見回す。
すると、後ろから声が聞こえた。
「雪名。転校生は来たか?」
「ええ。ゆうきさん、紹介します。彼はこの学校の生徒会長、妃鐘院紅覇"ヒショウインコウハ-さんです。」
「こいつが転校生か。妃鐘院だ。よろしく。」
ktkl!!!! 生徒会長ktkl!!!!
かっけえ名前だなおいwww
しかしここで興奮してまた王道転校生フラグを立ててしまっては大変である。
落ち着け。余裕を持つんだ。
慌てるな俺氏!
「はじめまして、転校生の市瀬ゆうきと言います。」
「ほう....俺のルックスを前にここまで落ち着いていられるとは、面白いな。顔も綺麗だし。....気に入った。」
....なんでやねん。
なんでや会長!?気に入るんじゃねえよ!?おいこら抱きしめるんじゃない違うだろ!?
そこは会長×副会長でにゃんにゃんしてくれよ頼むから!
「紅覇、いくら会長の貴女でもゆうきさんには手を出さないでくれますか?彼は私のものです。」
「お前も気に入ったのか雪名。だがゆうきは俺様のものだ。」
今回俺、王道転校生のフラグ立ててないのに....。なにこれつらい....。
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