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「ではゆうきさん。寮にいって寮長から鍵を貰ってください。残念ですが私達は仕事がありますので。貴女の登校は明日からです。」
「はい、わざわざありがとうございました。」
「ゆうき、また明日な。」
俺の思い描いていた腐男子生活と違う....明日が楽しみじゃないぞ........。
とりあえず荷物を整理しようと別棟の寮へ向かう途中、1人の男子生徒を見つけた。キョロキョロと何かを探しているようだ。俺が声をかけると男子生徒は泣いちゃうくらいの美形であった。美味しい。←
「あめ....落とす........ない....」
ワンコだと........!?
しょんぼりと俯くワンコはどうやら飴を落としてしまったらしいこれは一大事だ。ワンコ可愛すぎかよww俺氏も飴探しますwwwwww
育ちのいいおぼっちゃまと違い、俺は平気で土の上に膝をつく。
「よごれる....だめ.......」
わんこが慌てとるが関係ない。ワンコ可愛いわあ。会長×わんことか俺けっこう好き←
....と、俺は土まみれの飴を見つけた。
え、もしかしてこれ?
包装紙に入ってないの?
「あめ....みつけた........」
「っておい待て食べるなwww」
土まみれの飴を口に入れようとする天然わんこ様。ぶっとんでんなおいwww
慌てて自分のポケットに手を入れて見ると、運良くラムネがひとつ。
「ほら、それ汚いからこれ食べてください。ラムネですけど。」
「ラムネ....すき........」
嬉しそうに頬張るわんこ。
やべえ可愛いヨダレ出るわ。
「ありが....と........なまえ....おしえる....」
「あ、俺の名前っすか?市瀬ゆうきです。」
「ん....ゆうき........すき....」
....またこの展開かよwwwww
もうやめろしwwww
俺を抱きしめて満足したのか、わんこはさっさと帰っていった。
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