新たな門出

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島長を見送った後…これからお世話になる家屋を見上げた。 終人「これから宜しくな? …ジロー、良かったな~?これからは気兼ねなくくつろげるぞぉ~?」 にゃ~ごぉ♪ 「さッ♪そうと決まれば、さっそくお掃除しないッ♪ッとね~ッ♪」 って… 終人「あの~ぉ?いつ言おうかと考えておりましたが…なぜここにおられるのですか? …真理ッ!!」 真理「なぜ?ッてぇ~♪ シュウちゃん、あたいがいないとなんも出来ないでしょ~? 男の独り暮らしは、何かと大変なのよ~?掃除、洗濯、お買い物でしょ~? お料理に家計簿管理にぃ~…あ?シュウちゃんゴミの選別分かる~?紙パックは燃えるごみじゃダメなんだゾぉ~♪あ~と~♪それから…」 終人「だぁーーーわぁった!わぁッたーーー!…でも、どぉ~考えても一つ屋根の下はおかしい…」 真理「やぁ~だぁ♪シュウちゃんッたらぁ~♪ちゃ~んとシュウちゃんの宝物は、本棚の上から二番目の奥に閉まっといてあげるからぁ~♪〃」 終人「…そ…そんなことまで……〃」 終始おちゃらけた真理の顔が、急にもとに戻り…こう告げた。 真理「…それにね?シュウちゃん…あたい…シュウちゃんのママさんにお願いされたの… 「…真理ちゃん、シュウくんを守ってあげてね? あの子…いつも元気な風に見えるけど…根はとっても寂しがり屋さんなの… …だから…お願い…真理ちゃん。」 …って…。」 終人「…知らなかった…かぁさんがそんなこと話してたなんて… …ありがとう。」 真理「そッ♪れじゃあ~決定ッ♪ まず真理のお部屋決めるね~? おッ♪じゃましま~すッ♪」 終人「あッ!?ちょッ!待てよ真理ー! 勝手に決めんなッ!」 こうして、また二人での新たな生活が始まった… …でも…この時はまだ知らなかった… …この島のに来た理由が…
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