永い旅路

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 王族は、皆このように広くて深い愛を持っているものなのだろうか?  姫は、私達の誰が傷付き倒れても、同じように涙してくれる。  姫様、私は貴女に見合う程の身分であればと何時も願って止みません。 「シン、また何か書いているの? 休む時は休まないと疲れるわよ。 わああ、こんなにビッシリと書き込んで」 「うわっ レイ様」 「あら? 見ちゃダメだった?」  シンは、慌てて書物を片付けた。
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