霧雨の中貴方の姿が消えてゆく…
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声にならない叫び 静かに冷やされてゆく足元 霞んで見えない貴方の後ろ姿を 冷たい雨に打たれながら 瞬きもせず貴方を見ていた 貴方は振り返りもしないで 右手を挙げ足早に去って行く 硬く冷えきったアスファルトに膝をつき 瞳から流れる温かな雫で 凍えそうな心を温めて… いくらこぼれ落ちても 貴方が居ない淋しさは 消えない… 冷たい雨に打たれ 通りすぎて行く人々の足音だけが 私の心に響いて…
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