第1章
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石村 かなえが歓喜したのはそのあとのことだった。 歓喜し、舞い上がり、彼女は時間が経つのも忘れ、ただただ喜びにうちひしがれていた。 日が沈み、辺りが真っ暗になったところで彼女はようやく我にかえった。 「私はなんであんなにはしゃいでいたんだろう」
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