第1章

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なぜ、ここにいたのか。 なぜ狂喜乱舞してたのか。 なぜ赤いビー玉を持っていたのか。 大量の記憶が彼女の脳に流れ込む。 彼女はそれらを冷静に沈着に捉え続けていた。 石村 かなえ 女性 一四歳 中学二年生 五月五日 午前三時 彼女は人里離れた山奥にただ一人、佇んでいた。
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