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毎日だりぃ。
何か楽に稼げる仕事ねぇかなぁ?
派遣で働いてるコージは思った。
毎日、違う現場や工場。
だけど、正社員やサラリーマンなんて絶対無理だ。
大学出ても、ヘラヘラ上司に媚び売って、出世の見込みの無い営業なんてやってる奴の気が知れない。
俺は、もっとでかい器がある。
才能もある。
コージは、そう思って毎日生きていた。
「俺、ボーイになろうと思うんだ。そこ、ガールズバーで売り上げ毎日3桁だって」
最近よく会う派遣社員が、昼休み話しかけてきた。
「それで、自分の給料はどうなンすか?」
「40万くらいよ?良くね?」
まさか、ボーイの給料が40万?
それは、無いだろう。
上手い話に乗せられたんだろう。
「でも、本当はホストやりてーんだよな。だって、ババァも来るだろうけど、若い女入れ食いじゃん!
ま、お前みたいにキシャなイケメンじゃねーからな」
派遣社員の田中と言ったか。
そいつは、笑いだした。
俺が、イケメン?
ホスト?
悪くない!
やってやろうじゃないか。
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