第1章

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じゃあ、どうするか..。 俺様に似合う名前か。 フツーの名前じゃ納得いかねー。 「じゃあ、キングで」 そうだ、俺様は王なんだ。 「ぶはっ!面白いね!いいよ!」 そして、コージは、王と書いてキングと言う源氏名で働く事に。 7時になってホストがぞろぞろ出勤してきた。 “おはよーッす” “おはよーございまーす” みんな変わった髪型をしている。 色とりどりだ。 何だ、この異次元空間は! 暫くして、純が手を叩いた。 「おーい!みんな集まれ!今日、体験入店のキングだ。初めてだからヘルプ付けして、様子見てみるわ」 ヘルプは、確か指名のホストの売り上げ貢献..まぁつまり、盛り上げてボトル入れさせる様に沢山飲むんだったよな。 純てマネージャーは、わかりやすく説明してくれたからな。 「体入で“キング”?すげーな」 笑い声が聞こえる。 ふざけんな、雑魚ども。 俺は、1日で天下取ってやるよ。 店の開店8時迄あと5、4、3 カウントしてるうちに開店した。 みんな一列に入口の前に整列するのは、かったるいが仕方ないだろう。 一応、自己紹介的に名前を聞いたが、最前列にいる、フランス人形みたいなやつがルイだ。 コージの隣には、鶏のトサカみたいな髪型のシュンが立っている。 いかにも売れなそうなシュンは19だと言っていた。
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