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「ん……?」
目を開けるとそこは、ブルーのカーテンがあって、
見渡すと久し振りに見る純ちゃんの部屋であると分かった。
「目、覚めましたか?」
心配そうに見つめる、見慣れた純ちゃんの姿。
……何で私、純ちゃんの部屋に居るの?
そう不信に思っている時、純ちゃんが種明かしをするかのように口を開く。
「紅葉公園で貴女が倒れているところを見つけて…俺の家まで運んできたんです。
矢っ張り、迷惑でしたか?」
「い…いいえっ、逆にありがとうと言うか何て言うか……」
純ちゃんの態度が明らかに違う。
まるで他人みたいに敬語なんか使って………。
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