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………海の中にいるみたいだ。暖かく、透き通っているようでとろりとしたそんな海。それが俺を包んでいる、そんな感覚。
だが、そろそろ海からでなければなるまい。そして俺は浮上していき、
微睡みの中から目を覚ました。
「ちょーねみー。何が学校だふざけんな。俺は勉強が嫌いだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
天井のしみを見ながらそんなことを呟く。
馬鹿やってないで早く高校に行かないといけない。
俺は手早く制服に着替え、目玉焼きとウィンナーを焼く。焼き上がる間に冷凍食品を弁当に詰め込む。
香が漂ってきたら焦げないように微調整し、焼き上げる。米をお椀につぎ、朝食を済ませる。
歯磨きをして、家を出る。
「っととと」
弁当を忘れていた。
弁当をカバンにいれ、改めて家を出る
「いってきますMY HOUSE」
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