え?まじで?

15/24
前へ
/24ページ
次へ
………海の中にいるみたいだ。暖かく、透き通っているようでとろりとしたそんな海。それが俺を包んでいる、そんな感覚。 だが、そろそろ海からでなければなるまい。そして俺は浮上していき、 微睡みの中から目を覚ました。 「ちょーねみー。何が学校だふざけんな。俺は勉強が嫌いだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」 天井のしみを見ながらそんなことを呟く。 馬鹿やってないで早く高校に行かないといけない。 俺は手早く制服に着替え、目玉焼きとウィンナーを焼く。焼き上がる間に冷凍食品を弁当に詰め込む。 香が漂ってきたら焦げないように微調整し、焼き上げる。米をお椀につぎ、朝食を済ませる。 歯磨きをして、家を出る。 「っととと」 弁当を忘れていた。 弁当をカバンにいれ、改めて家を出る 「いってきますMY HOUSE」
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加