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「虎ちゃんっ!」
「翔っ!」
ドアを開けた瞬間俺は凍り付いた。
玄関の正面にあるリビングのソファーで
抱き合いながらイチャイチャと、している二人の男。
「……何だ……あれ」
「……んー、愛だ」
龍をチラッと見るが特に驚いている様子は無い。
「お! 新入り君だ!!」
「男だ! 男大好き!!!」
こちらに気付くと一人がこちらに走って来る。
「う、うぉぉ!?」
気が付いた頃には腕の中に抱き抱えられていた。
「俺は岬 虎之介っ! 虎ちゃんって呼んでくれ!」
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