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ある少年がいた。 その子は小さい頃友達に、 人は裏切る生き物だから、 信じてはいけないと聞いた。 其れを間に受け、鵜呑みにしてしまった子。 彼は小学校に入学して 周りが仲良く友達を作っていく中で 1人じっとしていた。 汚い物を見るような目をして。 友達なんて作ろうともしなかった。 接触してくる者がいても 暴言を吐いて和えて遠ざけた。 だから周りの子からはこう呼ばれた、 「ーーかわいそうな子」
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