青春の1ページって奴

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色々駄弁りながら歩き、 ショッピングモールに着くと 鏡哉があるショーケースの前に張り付いている。 「ぐぉぉぉぉぉ!」 子供向けカードゲームのレアカードだ。 「ポラリスちゃんだぁぁつぇぇほしぃぃ!」 「……やるならもうちょい高校生向けのにしろよ」 「いいの! 俺はウェイヤーだから!」 「ん、何それ。」 「その鏡哉が好きなゲームの プレイヤーの事。ミルキーウェイプレイヤー」 「そうそう! 圭太詳しいな、まさかお前も「俺はパラノイヤーだ」 「…全然わかんね~」 子供の頃に圭太にカードゲームで ボロ負けして以来やらなくなった 俺は全く今のカード事情について行けない。 最近は4DSとかwiwiUとかと 連動させてプレイする カードゲームもあるとか聞いて 興味が無いことも無い。 「ポラリスちゃぁぁぁぁん」 ガラスに顔を密着させる鏡哉。 後ろで小さい子が複雑な顔をしている。 「はいはい、小さい子が引いてるからやめようねー」 欲しい物を買ってもらえなかった 子供のようにジタバタする鏡哉を 2人係で引っ張っていく。 「やだやだー! あれほしいんだもーん!!」
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