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何故だろう。
今日はとてもダルかった。
いつも行きたく無いが何とか
登校していた学校がとても
辛く感じた。昨日の入学式は
対したこと無かったのに。
きっと授業が久し振りだから
疲れちまったんだよな。
そう、きっとそのはずだ。
今日は一言も言葉を発して
いない気がするから本当なら
何時もよりずっと楽なはずだ。
……でも何だか辛い
周りの目が怖かった。何故だろう。
「龍太郎くん、ご飯だよ」
同じ荘の先輩と思われる奴の
声が聞こえて来る。食欲はあまり無い。
しかしこれ以上寝転がっていても
余計にダルくなるだけなので
仕方なく部屋から出ることにした。
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何故だろう。
さっきから蓮と目が合わない。
何か悪い事したっけ、俺。
ま、俺には関係無いか……
もし嫌われてても…
本当に関係無いのか?
「龍太郎くん、どうした?」
向かいの……岬、だっけ。
が聞いてくる。
「……いや。別に……」
いつもならここで蓮が心配して
聞いて来るはずだ。
でも興味を示そうともせずに
黙々と食事をしている蓮。
俺、本当に何かしたっけ。
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