初めての喧嘩

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次の日から龍は俺にベッタリだ。 といってもこの学校に 来た時のような懐きモードが 続いている程度で 相変わらず他人への態度は変わらない。 「蓮」 「どうした」 「好き」 「……今日で何回目だよそれ」 「冗談だっつーの お前本気にしたからびびったわ」 あの日から龍は俺を好きと言って 遊ぶようになった。 というのも、なんとこの前の キスから告白から何まで全て 面白がってやったことらしい。 あれだけ恥ずかしそうにしたり しておいて全部フェイクだったとは 大した演技力だ、恐ろしい。 こうして俺の青春は 綺麗な色(?)を取り戻したのだった。
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