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「おやすみ、龍」
時刻は午前12時14分、そろそろ寝ようと
布団を被って寝転がる。
「…………」
が、龍は目を閉じたまま
じっとしており、目を開けて
横になった俺の方を見ると
小さく舌打ちをした。
「ん、どうした?」
何かしてしまっただろうかと
寝転んだまま首を傾げる。
「自分で考えろ」
と、龍は俺の横に寝転がった。
そんな事を言われても分からない。
「はぁ?分かんねー」
「分からねーなら俺からしてやる」
そう言って龍が距離を縮めてくる。
俺の後頭部に手が回ってきて、
口に相手の口が触れて……
って何してんだコイツは!!
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