早々に文化祭

14/23
前へ
/92ページ
次へ
逃れようと試みるが 強引に抱き締められていて 全く離れることが出来ない。 それどころか口の中に 舌が入り込んでくる。 「ん、ッ、ふ、」 「んんッ!、りゅ、ぅ、んふ」 と思ったら今度は膝で 俺の足と足の間を軽く押してきた。 これはまずい。 「りゅ、りゅ……ん!」 苦しくなって肩を叩く。 が、強引にキスを続けられる。 「りゅ、……ぅ、んん……、」 俺が少し涙目になったのを見ると 龍はそっと口を離した。 「おやすみのキス」 「バ、バカ!にしては激し過ぎんだろ!」 「蓮が鈍いから悪いんだ」 「お前なぁ……」 「まあ、ここは喜んでるけど」 少し微笑みながら龍が 俺の大事な部分に手を添える。 90度まではいっていないが 確かに多少硬くなってしまっていた。 「っせー!これでも健全な未経験の 男なんだよ!すぐ反応して 当たり前だろーが!!」 「蓮、顔赤い」 「黙れ」 相手に指摘されて顔をベッドに押し付ける。 「好きってのは冗談なんだろ……?」 「あぁ。でも蓮の口の中気持ちーからさ、 俺気持ちぃ事なら何でもする」 「……困った奴だ」 ベッドに向かってため息を付くと 上から龍がのしかかってくる。 「なー蓮、気持ちィことだけ 毎日するの駄目?」 「はぁッ!?馬鹿、できっかよ」 龍が軽く腰を振る。 「俺は中学の頃まともに 出来なかったから今が発情期なんだよ」 「知るかァ!」 「圭太とはした癖に」 ギクッ。 確かに圭太と遊びでそんな事を 何度かした覚えがある。 しかしコイツの求めているのは 本当の快感で訳が違う 「あのなぁ、あれは遊「圭太にはするのに 俺にはしてくれないんだね……ぐすん」 「………………キスぐらいなら、 してやる……」
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

126人が本棚に入れています
本棚に追加