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「もぉ、アッタマに来る～！！」
「なーにが『二人で力を合わせて幸せになります』よ！！」
「皆も皆ですよ！！あんな奴の為に走り回って、笑顔振りまいて、『おめでとう御座います』だなんて！！」
「ちょっとぉ、チーフ聞いてます！？」
ダン！と盛大な音と共にカウンターへグラスを叩きつけたのは仕事仲間の逢沢 花ちゃん。
当事者でも無いのに此処まで怒ってくれるなんて、ホントにいい子。
「はいはい、聞いてるよ。」
「ちょ、流さないで下さいよー！！
どうしてチーフはそんなに落ち着いて居られるんですか！？
私、本当に悔しいんですから！！」
そう。
本当は私も悔しいんだよ…
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